日本の学童ほいく誌 9月号紹介
2025年10月18日
日本の学童保育9月号では、子どもが生活する空間について取り上げられていました。そこで取り上げられていた埼玉県の学童では、入所希望が増え続け職員は『子どもに我慢ばかりさせたくない』『やりたいことをさせてあげたい』との想いを抱えながら保育を行ってきました。しかしそうした状態での保育は限界を迎え、引っ越しを決意しました。新しい施設は元飲食店のテナントで調理場として使われていた土間や小上がり(板張りの床より1段高くなっている畳敷きのスペース)が設けられており〝静の間“”動の間“の使い分けを念頭におき生活スペースを子どもと一緒に考えました。実際に過ごしてみると子どもたちが過ごしやすい場所で好きなことをできるようになった姿が見られ、それに合わせ施設内を整えていき今の形が出来上がったそうです。
この紹介を読み、やはり保育の内容だけではなく子どもたちが過ごす“場所”というのはとても大切であるなと感じました。また、子どもたちが過ごす場所であるので子どもたちと一緒に考え作っていくことが大切だと感じました。しかし、今の施設に不満があったとしても予算の関係でなかなか改善しにくいことが現状なので、いかに生活する空間が職員、子どもともに大切なものかを訴えていくことも同時に必要だなと思いました。
指導員

