大阪市学童保育連絡協議会

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シンポジウム「子どもの放課後と安全を考える」を開催しました

 

(大阪中央青年センター) 各地から120名を超える参加者で会場はいっぱい

昨年の奈良県平群町での児童誘拐殺人事件や、大阪・寝屋川市の小学校内で起きた教職員への少年の殺傷事件など、子どもに関わる凄惨な事件が後を絶ちません。

大阪市内でも子どもをめぐっては、昨年4月から今年2月までの間に250件を越す事件が起きています。

子どもにとって安全で安心の場であるべき学校や、地域が子どもたちの生命(いのち)すら脅かす場となりつつあります。

大阪市学童保育連絡協議会では、子どもに対する事件が多発する中、安全な地域と放課後をいかに保障するのか、シンポジウム「子どもの放課後と安全を考える」を2月20日に開催、当日に向け、大阪市社会福祉協議会・大阪市子どもの会・大阪市民生委員児童委員連盟・他多くの団体にも呼びかけ協力をお願いしました。

当日、会場の中央青年センターには各地から120名の方々が参加されたことは、この問題に対する関心の高さを象徴しています。

シンポジウムは近藤郁夫先生(愛知県立大学)をコーディネーターに児童福祉司・プレーパーク主催者・小学校教諭・学童保育指導員がパネラーとして登壇しました。

地域社会が大きく変化し、人間が育つ場として地域は成り立っているのか、現状や問題点がパネラーからそれぞれ語られました、そしてあらためて地域再生の拠点としての学童保育の役割や必要性が確認されたシンポジウムでした。

地域における子どもの安全を守る課題は緊急に差し迫った問題です。

子どもたちが安心してあそべ、活動できる地域社会を保障するために、教育現場をはじめ子ども会や民生委員、学童保育や児童館など大阪市内のあらゆる子どもの団体や事業・機関が連携した取り組みを強めようと申し合わせしました。 (大阪市学童保育連絡協議会・泊)