大阪市学童保育連絡協議会

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日本の学童ほいく誌 10月号紹介

46ページから
子ども・若者を理解するのは簡単じゃない
若かった頃の経験がうみだす “すれ違い”

 “今どきの若者の考えていることは分からない”という言葉をよく耳にするが、今だけの話ではなく、いつの時代にもこの課題はついて回るものだと思う。何故、この課題がなくならないのか考えてみると、大人側が自分自身の子ども時代や若者時代の経験だけで現在の子どもや若者の事を捉えてしまっているのではないでしょうか。
 子どもを見守る大人側が自分自身の経験や考えも踏まえつつ自分の物差しを時代に合わせて変化をさせたり、作り直したりしていくことが必要ではないか。
 私自身、子どもを保育する仕事をする上で自分の考えだけに凝り固まらないように気を付けている一方で、時代の急激な変化についていけていないこともあると感じています。そういったときに、素直に自分の考えを改めて相手の意見を受け入れられるように心掛けて子どもと関わりたいと思わされました。
 物差しは英語でスケールと訳されることもあるので、スケールの大きい人間を目指して子どもを保育したいです。

指導員

日本の学童ほいく誌 9月号紹介

 5月号特集「つながり広がる学童保育の保護者会・父母会」の中の記事をきっかけに、9月号巻頭グラビアにつながりました。子どもたちの生き生きとした表情を載せていただいてとても嬉しかったです。
 記事にもありますが、旧施設が新耐震基準を満たしていないこと、大家さんのご事情から3年以内に退去せざるを得ないところから移転することとなりました。そこで保護者から有志で施設改善委員会が立ち上がりました。ですが、うちの子どもは現在2年生。移転した年は新1年生でした。あまり状況を把握していないうちに計画はどんどんとに進んでいきます。とにかくできることは積極的に参加しよう!という気持ちでした。保護者の皆様同じ気持ちだったと思います。
 実際移転してみると、施設が広くなったことで子どもたちは楽しそうに走り回っています。移転の際以前の公園が広く遊びなれていたので、そこは指導員の心配事ではありました。今も時折、指導員が以前の公園に連れて行って下さいます。
 もう1つ、今までとは異なる町会の皆様に受け入れて頂けるかという心配がありました。学童の保護者会長が町会の皆様と交流を持った際に、「公園の清掃に参加してくれる人が少ない」と相談されました。ふだん子どもたちが利用させていただいている公園です。学童クラブ内でボランティアを募りました。総勢49人のボランティアが集まり、清掃を通じて町会の皆さんとお顔も合わせることができ、よい機会となりました。
 大阪市中央区という都会の中にあり孤立しがちですが、今後も受け入れて頂く努力をし、子どもたちをのびのび育てられる環境を指導員・保護者ともに整えていけたらと思っています
 保護者

日本の学童ほいく誌 8月号紹介

 毎月、日本の学童ほいくを楽しみにしています。見開きの他学童の部屋の様子や、子どもたちの笑顔、見ているだけでワクワクしたり心が温かくなったり…。全国の様々な場所で子どもたちが元気に過ごしているようすを知ることができ、子育ての励みにもなっています。
 8月号では、「子どものけんか・ことば・気持ち」という特集が組まれていました。「私が子どもの頃のけんかの思い出」というトピックスに目を通しながら、最近頭を占めていた“子育て”や“運営”という観点ではなく、単純に“自分の子ども時代”が懐かしく思い出されました。子どものころ一人っ子だった私が抱いていた、他家族や兄弟たちが家でどのような会話をしているのか?けんかってどんなふうにしているのかな?などという疑問。そんな気持ちを思い出し、その姿をわが子たちに重ねてみました。現在、姉弟の2人の子育てをしていますが、“親”という責任感から少しはなれ、子ども時代の自分の目線を思い出し、また違う気持ちで子どもたちに接することができるような気がします。
 自分にも子ども時代があった!自分も子どもだった!わかってはいるけれど、つい忘れがちな記憶。そのころに抱いていた疑問の答えが、今まさにわが子たちが過ごしている学童にはたくさん転がっています。核家族化が進む現在、孤独な気持ちを抱えて悩む親子は意外とたくさんいるように思います。でも、学童は違う。大家族のような生活の中で、兄弟のように育つ子どもたち。親戚のように話せる大人。私たちは一人ではない。そう思わせてくれる学童保育に出会うことができ、本当によかったなと、今月の特集を読みながら感じることができました。
保護者         

日本の学童ほいく誌 7月号紹介

 日本の学童保育を読ませていただき、全国様々な学童活動の詳細や、子どもの教育・保育の多種多様な情報を知ることができ、とても勉強になりました。
 今回その中でもジェンダーについて語られているものがあり、とても興味深く目を通させていただきました。
 男性が主に外で働き、女性が家庭を守ると言うスタイルは意外にも近年構築されたもの。それが作られた時代背景や状況、それにより現在共働き家庭が増えているものの、家事や育児を主にどちらかが担う(特に女性)ワンオペの状態が問題となっていること等、学ぶことが沢山ある記事で読み応えがありました。
 自分自身もジェンダー差別などないよう、平等な価値観で物事を考えれるよう子どもに教えていかねばならないと思いましたし、学童保育の中でも様々な仲間がいること、そして1人1人を尊重して育っていけるように考えて行って欲しいと思うお話でした。

保護者

日本の学童ほいく誌 6月号紹介

 3月の卒所式や春休みの新一年生の受け入れ、4月の申請作業、5月の行政区の合同行事、月々の父母会の準備等々忙しさに目が回っていたこの数カ月。
 そして忙しさにかまけて日本の学童ほいくも本棚の肥やしになっていたのですが、この6月号の紹介を書いてとの依頼を受けて、遊びのコーナーや手作りおやつの特集じゃない所を久しぶりに読んでみました。
 一学期も半分が終わり、指導員にとっては長~い長い夏休みが迫ってきました。この夏休みを子どもと一緒に楽しくも安全に乗り切るためにも、各施設の指導員さんが頭を悩ませつつ準備や予定を組まれているかと思います。長い夏休みを乗り切るためにも熟読していただきたいのが今月の6月号でした。
 熱中症、怪我、体調不良、行事等、保育時間が長くなる分、指導員としては不安な点も増えていくと思いますが、この6月号を読んで、しっかり事前の準備をする、職員間でも共有する事が必要だと思いました。
 長い時間を預ける保護者の方のご意見も伺える内容となっています。
 P28~の「夏休みの生活づくりー大切にしたいこと」は、ベテランの指導員さんは再確認、若手の指導員さんは新しい気付きのためにも一読いただいて、夏休みの予定や対策を考慮するための基本となるかと思います。

 個人的経験では夏休みのスタートもそうですが、「明日から学校や~」の終わりのタイミングに怪我が起こったりすることが多いので、指導員の気の緩みとの因果関係はないですが、気を抜かずに無事に夏休みを乗り切りたいと思います。
 子どもの事もそうですが、指導員さんも体調、メンタルを整えながら「楽しかったな~」と言える夏休みを過ごしたいですね。
指導員

日本の学童ほいく誌 2月号紹介

2月号の特集は全国研の報告です。当日の写真から会場の熱気がとても伝わりました。
 丸山先生の記念講演の記事が印象的でした。
 学童での経験があとあと何かをもたらすということよりも、記憶に残っているということはその時期が充実していたということ。
 それをやったおかげでのちのち、あれができるようになったとか、こんな人間になったとか、そういうふうに考えるよりはその時が充実してた…というふうに受け取ったほうがいいんじゃないか…
という内容に、私も子どものために何か記憶に残るような事をしたいと感じました。
保護者

日本の学童ほいく誌 1月号紹介

 1月号の特集は、「学校と学童保育」です。
 公立小学校教員の千葉さんの記事では、学校と同じ敷地内に学童があるということもあり、子どもの姿を学童保育の指導員と共有したり、卒所した子の話をしたり、避難訓練の際には実施案を相談し合ってシミュレーションを行ったりしたと書いてありました。
 私は記事を読んで、子どもが過ごす学校・学童・家庭の3者で子どもの姿を共有できることは、本当に理想だと感じました。それぞれが普段見ている子どもの姿の背景を知れば、子どもにかける言葉も子どもへの関わり方も変わるし、「子どもをまんなか」に、子どもの願いや成長を共有しながら一緒に子育てできることは、親にとっても嬉しいことです。
 他にもコロナ禍で学校休業のときに、小学校と連携して子どもが過ごす時間を分けたり、空き教室を貸してもらったりする事例が書かれていました。その時々の子どもたちが安心して安全に過ごせるよう、また発達の保障もされるように大人がしっかりと連携して子どもたちの居場所を作り、守っていかないといけないなと改めて思いました。
 学校と学童保育の連携について参考になる事例もたくさん載っていますのでぜひご一読ください。
保護者OB     

日本の学童ほいく誌 12月号紹介

 12月号P18~P22『子どもと共に生と性を学ぶー「恥ずかしいこと」から「大切なこと」へ』元小学校養護教諭中村好子先生の記事を紹介させて頂きます。
 私自身、「性教育」という言葉を耳にしたり目にしたりすると、どうしても心身ともにかまえてしまい、避けてしまったり緊張してしまう?という傾向がありました。
 しかしここ数年、中村先生が大阪研の分科会で講座を持たれ、受講された方々から「よかったよー」という声を聞き、とても興味があったのです。ただ、受講できるチャンスがありませんでした。ところが今年の全国研で、分科会講座があると知りやっとチャンスが巡ってきました。念願の講座を拝聴し、とても肩の力が抜け、もっともっと学んでみたいと感じました。
 そして今回、日本の学童ほいく誌に掲載されわくわくしながら読み進めました。まず、中村先生は養護教諭というお仕事で大切にされてきたことが「子どもたち一人ひとりが、自分のからだ(身体、心、いのち=まるごと)を好きになり、大切にして、いきいきと生きていってほしい」そんな願いを伝えつづけてきました。と書かれていました。この文章に感銘しました。自分が子どもを出産した日の事を思い出したからです。「無事に生まれて来てくれてありがとう!」という思いと同時に「いのちを生み出すってすごいなあ」とも思ったのです。
 しかし、その子どもに小学校低学年の時期に「赤ちゃんってどこからどうやって?」って聞かれたらどんなふうに答える事ができただろうか?と、、、。(既に成人したわが子2人に聞かれたことは実際にはなかったのですが)。私自身の性教育らしきものは小学校小学校4年生か5年生くらいの時に暗~い部屋に女子だけ集められ重々しい雰囲気の中、生理の話やそれに関するビデオを見せられました。男子は運動場であそんでいると聞いていたので、「男子はいいなあ」という記憶しかありませんでしたね。
 今になって思い起こせばなんて貧弱な知識しか教育されていなかったんだろう!と今回の記事を読んで痛感しました。
 最後に性を学ぶことは“生”=「生き方」を学ぶことで、大切な権利であり、人生の土台になるものです。その第一歩として、わが子に「誕生の物語」を語ってほしい。とあります。さあ、私たち大人に投げかけられた「いのちの大切さ」を伝えることができるチャンスがやってきたと思いませんか。ぜひ、購読をしてみてくださいね。
(保護者OB)

日本の学童ほいく誌 11月号紹介

 11月号の特集は「子どもの権利と学童保育」です。

 子どもの権利条約と聞くとどこか難しいような気がしていましたが特集記事はとても読みやすかったです。 小見出しにもあるように、「子どもに1番いいことは子どもに聴いて一緒に考える」ということを考えさせられました。 子どもには子どもの意思があること。大人がよかれと思って決めたことが、子どもにとって1番いいことにつながらなかったことがたくさんあります。とも書かれています。

 そして、これらのことを学童の中でどう活かしていくか?うまく言葉にならない声をどうやって聴いていくか?など具体的に書かれています。 読み終わって自分の子育てを振り返るきっかけにもなり、学童の子どもたちを思い浮かべる機会になりました。自分の価値観押し付けてる時あるなあと反省、、、 ぜひ皆さんも手に取って読んでいただき、目の前の子どもの声を聴くってどういうことなのかなと一緒に考えられたらなと思います。ご一読ください。

保護者OB

日本の学童ほいく誌 10月号紹介

 17年前長男が学童に入所してすぐの土曜日。朝から学童に送って行きましたが、学童の玄関の鍵は閉まった状態。指導員に連絡したが電話も出ず、相棒の指導員に連絡をつけ何とか学童を開所しました。
その時指導員は風邪をひいて高熱で連絡ができなかったということでしたが、子どもたちは学童に生活の場として帰ってきます。指導員と保護者は常に連絡を取り合い、相談し学童を開設していくということを当時の父母会で共有したことを思い出しました。
 10月号の特集「保護者と指導員の伝えあいー子どもが安心できる学童保育を」を読んで、指導員が「〇〇君こんなことできたよ」と保護者にお迎えの時に伝え、保護者が「うちの子、家ではこんなことしてるけど、学童ではどう」と子どもの様子を伝え、互いから伝えあう関係に学童保育の大切なことを感じました。
保護者OB

日本の学童ほいく誌 8月号紹介

 50数年前は小学生だった私は、夏休みの良い思い出はありません。良いことが無かったのではなく、充実した休みでなくダラダラしたものでした。
 一方、学童に行っていたわが子たちは、やれプール、やれ外出、やれ工作と、夏休み中に楽しい計画がある日々でした。学童に行かせていなかったら親として同じことが出来ただろうか?と子どもたちをうらやましく思っていました。
 そんな毎日充実した内容の夏休みが良いと思っていたのはうわべの部分だったと、8月号の日本の学童ほいく誌を読んで感じました。行事やプログラムだけが大切なのではなく、その行事に子ども自身が主体的になれるように声を聞いたり、子どもたちが作っていける環境を整えたりと、行事前後にも子どもたちの経験が積みあがることができるのです。
 学童保育は生活の延長線上にあることが大事であり、その当たり前を指導員や親たちが工夫し、子どもたちを共同で育てているのだと思い出させてもらえました。
保護者OB

日本の学童ほいく誌 7月号紹介

7月号の特集は「働きながらの子育てー学童保育と共に」です。
 その中でも26ページからの「私たちの暮らしを振り返ってみませんか?ー多忙社会における子育てと仕事のいま…」という記事がとても興味深い内容でした。
 生活時間を国際比較すると日本は「労働時間が長く」「睡眠時間が短い」のが特徴でした。働き方改革という言葉が叫ばれ、長時間労働に対する意識の変化があるように感じますが、他国と比較すると日本人はまだ働き過ぎのようです…
 子育て世代の労働時間が長く、働きながら子育てをしている世帯が多くを占めるなか、学童保育の重要性が更に高まっていると感じました。
保護者

日本の学童ほいく誌 6月号紹介

 今月の特集は、『共にたしかめあう学童保育指導員の仕事』です。
指導員の立場からと保護者の立場からの記事をどちらも読んで感じたことはお互いを思い合っているということでした。指導員は保護者の不安を安心に変えたり、親が葛藤している姿も受け入れ見守ってくれたりしています。保護者は指導員が働きやすい環境に学童保育がよくなっていくようにと願い、支えているのが分かります。子どもがそこに居るから、子どもが育つ場所であるからだと改めて感じました。
P28〜の「こどもたちの声をどう聴くか」や「できる指導員って?」、「指導員の生きがいと成長」の所では実際の指導員さんの実践から考えたことや感じたことが書かれていて、指導員さんが志高くお仕事をされていることや子どもを真ん中に学び続ける姿など本当に尊敬します。
 特集の題名にもなっているように、学童保育指導員の仕事を保護者と指導員と共にたしかめあうことをしていきたいと思いました。子どもが育つ場所を大人がしっかり守り、作っていかないと、、誰かがやるのではなく自分がやる!とまた熱くなった記事でした。ぜひ皆さんも手に取って読んでいただきたいです。

OB保護者

日本の学童ほいく誌 5月号紹介

 今月号の特集は「子どもも大人もつながって―学童保育の保護者会・父母会」です。
 様々な活動が戻りつつある今、保護者会の役割や重要性が問われていると感じます。コロナ禍で行事や交流が制限され保護者同士の関係性が以前より薄れる中で各地域の学童関係者がいろいろ苦労されているなと感じました。
「保護者会・父母会」の役割と大切にしたいこと- のページを読み「それぞれが協力できるところで力を合わせていく」ことを大切にしつつ「保護者会があってよかった」と実感できる関わりをていねいに育んでいきたいものです…という一文がとても印象的でした。
私自身も改めて「子どもたちの笑顔のために」保護者会運営に関わっていきたいと深く感じました。

保護者

日本の学童ほいく誌 4月号紹介

 4月はみんなが新しい生活をスタートさせます。中でも新1年生になる子どもと親子さんは学校と学童と2つも新しい環境に変わるので不安いっぱいになりますね。
 そんな不安をこの4月号を読んでもらえると軽減され、少し楽しくなるんじゃないかなと思いました。
 先輩保護者や学童指導員、また学校の先生が書かれている内容を読むと「学校で心配なことがあるけど大丈夫?」という質問にも先生が書かれているのを見てそんなに心配しなくてもいいんだと感じることもできます。
 学童での生活では「子どもも大人もステキになれる学童保育」を目指し生活作りをしていきたいと思い、なんだかほっこりさせてくれる内容でした。
 皆さんもぜひ読んでみてください。
      学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 2月号

 2月号は10月に開催された全国学童保育研究集会の特集です。
 102930日に開催された第57回全国学童保育研究集会の特集で、新型コロナウィルスの影響に伴い、オンラインの開催でした。たくさんの方のお話や感想をまとめて読むことができます。
 印象に残ったのは、特別報告「親子の幸せを育む学童保育に出会って」。子どものごっこ遊びが鮮明に描写されていて、その中で育む子どもの様子が目に浮かびます!
 また66ページの指導員さんが昔の自分と現代の子ども達の様子の姿が似ているようで、この時期には深く考えさせられます。
 対面での研修機会が少ない中で、日本の学童ほいくは指導員や保護者の方、子育てに携わる方々にも読んでいただければ、1つの学び方法となり、ちょっとした時間にでもお手軽に読めると思います。
                               学童保育指導員 

日本の学童ほいく誌 1月号紹介

1月号の特集は「アレルギーについて」です。
 小児科の先生が、アレルギーの対応についての基本を押さえてくれています。
 例えば、アレルゲンを摂取してしまった際に、その子にどんな症状が出るのかを知っておくこと。学童期では、運動によりアレルギー症状が強く出現することがあることなど、知識を持っておくこと。練習中のものは学童保育では提供しないこと、おやつの代替品は学童保育で準備するのか。保護者と指導員がアレルギーに対しての知識や対応について共有し、しっかり話し合っておくことなどとてもシンプルにまとめられています。
 日本の学童ほいくを活用し、ぜひ保護者会で理解を深める機会にしていただければと思います。アレルギーを持つ子どもや保護者だけの問題ではなく、どの子もどの保護者も安心して過ごせる学童保育をつくっていくために私たちも学んでいきたいと思います。
学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 12月号紹介

12月号の特集は【生活の場としての施設と環境を考える】です。

 少子化にもかかわらず、学童保育の需要は増え続けています。その中で子どもたちの生活する環境(保育室の広さや空間)は、皆さんの施設ではいかがですか?

 p12~に、動的遊びと静的遊びの十分な分離ができる二つの専用室の確保は最低限必要であること、さらに余裕空間である第三、第四の領域を保障することで、子どもの遊びの自由性と多様性が確保でき、場面転換時にも有効であることが明らかにされてきています。家庭に代わる居場所に必要な施設空間の基準をより充実させ、公的責任で整備するよう、現場からも声をあげ、働きかけていくことが必要です。と書いてあります。

 私はこの部分を何度も読み返し、子ども一人一人が好きな遊びを楽しんだり、ゆっくり過ごしたり、ぼーっとできる空間をそれぞれに作る工夫をもっともっとしたいなと思いました。

 自施設の子どもたちを見ていても部屋の隅の一角や着替えスペースで数人で遊んだり、ダンスの練習をしたり、寝転んで本を読んだりする姿があり、広いスペースとは別に小さな空間の大切さも感じます。

 公的責任で整備するよう働きかけていくことと、工夫して今すぐできること、また皆さんと一緒に考えたり、交流できたらなあと思えた記事でした。

 12月号も盛りだくさんの内容です。ぜひ年末年始にゆっくり読んで頂きたいです。よろしくお願いします。

                                      保護者 

日本の学童ほいく誌 11月号紹介

 11月号の特集は「知って・学んで・考える-子どもとインターネット」です。 
 現代生活になくてはならないインターネットですが、内閣府の調査では、小学生のネット利用時間は平均で、1日に2時間9分、3時間以上使っている子どもが約3人に1人の割合です。
  私の想像以上に、小学生はインターネットに接しているという印象でした。私もそうですが、記事の中の保護者や指導員の意見も不安や悩みが多く、家庭や学童での対応に苦労されている様子がうかがえます。
 この特集の中では、国民生活センターの上野純子さんがインターネットをめぐるトラブルの対策や解決方法が事例をもとに記載されていて、とても参考になりました。
 最後に都留文科大学の筒井純子さんの文章からとても印象的な一文があったので紹介します…
 インターネットは、敵じゃない。だから戦わなくていい。インターネットは、怪物じゃない。だから恐れなくていい。だけど子守はさせられない。だってインターネットは、「情緒・情動・感情という栄養」を、子どもたちに降りそそいでくれるものではないから。その役割は私たちにしかできないものだから。

保護者 

日本の学童ほいく誌 9月号紹介

 9月号の特集のテーマは『仲間と共に育ちあう-障害のある子と学童保育』でした。

 仲間と共に育ちあうというテーマは、障害のある子だけでなく健常児にも、そして学童保育の生活づくり集団作りでも大切にされる視点です。子どもと指導員との関係性も『教える側=指導員』『教えられる側=子ども』という縦軸の関係性ではなく横並びの関係性を重視してきました。

 そういう点で、今月号のタイトル『ちいちゃんと、たくさんの関りの中で』を拝見して改めて上記した視点の大切さを振り返りました。

 愛知県名古屋市の学童保育所の報告です。「健常児とたくさん関わってほしい」と言う保護者の願いから、元々一つの学童から放課後等ディサービスが生まれ支援の単位も増えて、充実した内容が報告されています。A保育所、B保育所、放課後等ディサービスひっくるめて、学童の子どもたちです。

 その中でちーちゃんという子どもを中心に指導員や仲間の関りの報告ですが情景が浮かび上がってきます。ちーちゃんは全盲で学童として受け入れるのは初めてです。隣接していた保育所時代からちーちゃんの姿を幾度となく見ていたようです。「笑うとほっぺたがふくらんで、上を向くとお日様の光が義眼にキラッと光る、とてもかわいらしい女の子でした」と記されています。その一文だけでも指導員のまなざしの優しさを感じ、ぐっと引き寄せられてしまいました。読み進める中、ちーちゃんは指導員とおしゃべりをしたりのんびり過ごすのですが、ある時期から指導員をひっかくようになったようです。その都度指導員は「痛い」ことや「お口で言おう」と言うのですが一時期は収まりますが繰り返されます。指導員はいろいろ振り返りながら、その訴えを「しなければならない事が多い時期」と見出し、指導員間で共有するのです。「ああ、ちいちゃんごめん。私たちがするべきだったのは、痛いことを伝えることでも、ひっかかないように諭すことでもなかったよね。ちいちゃん、毎日大変だよね、という共感だったよね。指導員みんなで反省しました」と記されています。

 子どもを真ん中に据え、いろいろな視点から謙虚に子どもから学ぶと言うことが貫かれていて、子どもを見る目が子どもの課題に陥りやすいだけに、ゆとりをもって共感できる指導員でありたいと改めて思いました。サブタイトルには『ちいちゃんが教えてくれたこと』としてや、仲間との関わり合いでは、おねだりという音を発するあそびのなかで、目の見えないちーちゃんにとって「人との楽しいつながり」として描かれています。サブタイトルも『さまざまなことを感じとりあって』としてる点も素晴らしく感じました。

学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 8月号紹介

 8月号のテーマは、「共に学び、共に歩む〜みんなでつくる「学童保育連絡協議会」です。本誌の中で、静岡大学の石原剛志さんが連絡協議会の歴史について書かれています。

 現在各地にある学童保育連絡協議会は、一つの連絡協議会が大きくなって、その支部組織としてつくられたわけではなく、学童保育を求め、よりよいものにしていこうと、保護者や学童保育で働く指導員が、自分たちの地域で、自分たちの組織として結成したのです。

 大阪でも1968年に東京で開かれた学童保育研究集会に参加した指導員が、そのおどろきや感動に帰阪して1969年に第1回大阪研を開催、翌年には保護者と共に大阪学童保育連絡協議会を結成します。

 60年も前から「子どものために、学童保育をよりよいものにしたい」という願でつながり活動してきた方々に敬意を示すとともに、わたしたちが今できることを改めて考えたいと思います。

学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 7月号紹介

「遊びと生活」って、子どもの成長には本当に欠かせない重要なことだと改めて感じました。まだまだ新型コロナウイルスの猛威を感じる中で、一斉休校の際、子どもたちの一番したいことは「友達と話がしたい」でした。

 大人の目から見ればオンライン授業でつながってみえているが、子どもたちの中では実際にはつながっておらず、その時期に学校や学童でやりたいことは、「友達とおしゃべりや遊ぶこと」。

 実際の現場だからこそわかる鈴木先生の話は情景が目に浮かぶような内容でした。

学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 6月号紹介

 6月号の特集は【子どもをまんなかに】です。

 主に指導員の連携・協力について書かれているのですが、P21~【大人が互いのよさを知り、高めあう学童保育】を読んだ時に保護者同士の関わりにも通じる所があり、頷く場面が何度もありました。

 保護者会で色々な役割がある中で連携が大切ですよね?と聞かれたら皆さんはどう答えますか?あなたは連携できていますか?と問われたらどうでしょう。

 私は一生懸命やってるつもりだけど連携できてるかなあ、、なんて思いました。。。特にP22の連携の定義を4つに分けて実践しようという部分が自分も意識したいなと感じた部分です。

①対等な立場で

②同じ目的を持つ

③協力しあう

④各自の役割を遂行する

  長く学童に関わっているから見えることもあるけど、見えなくなってることもあるなあとか大切にしたいことを言葉で伝えあうなど改めて、学童保育で大事なことって何だろうと考えました。

 途中に、子どもも大人も一人一人かけがえのない存在であること、大人同士が自分のよさ、互いのよさを知り、認めあっている姿は、子どもにとってなにより具体的な【夢と希望】につながると書かれています。子どもたちに返るんだ!!と思うと改めて指導員さんや保護者同士の連携、関わり方を今一度見つめ直そう、実践してみようとワクワクしました。

 ぜひ皆さんもご一読、実践してみましょう!!

保護者

日本の学童ほいく誌 5月号紹介

「未来を創る権利」と子どもの探求心

市内指導員部会の読み合わせで知り、その時は「は~そうか。そうやんな~。」と思っていたが、振り返り読むと、なんと奥が深い。

冒頭にロシアのウクライナへの軍事侵攻について書かれています。学童の子どもも質問します。「あれは、結局どっちが悪い?」「なんで戦争になっているの?」皆さんならどう答えますか?

 子どもの探求心を育てる保育を指導員さんできていますか?

学童ほいく誌では、こどもが冬眠中のカタツムリを温め、元気にしてやろうと七輪の上で焦がしてしまったり、マグロの一本釣りをしたくて、メダカを糸に縛りドジョウを釣ろうとしたり、でもこれ「いたずら」や「幼稚な真似っこ」ではない。

子どもが本気で探求した結果がこれだった。そんな現場を指導員が目の当たりにした時、こどもに伝える第1声はどんな言葉になりますか?「何してるねん!!!」と思わず言ってしまいますよね?

「いやいや、そんな事はいわへんぞ。」と思っている方はすごい。

指導員が、見かけの結果を固定化し、行為の是非や成長の度合いをみて「評価」してしまうと、子どもの「探求心」の育ちを見逃してしまうことになります。

我が学童でも、何するにも怒られる行為を繰り返す子どもがいます。なんでそんな行為をするのか?その行為を通して何をアピールしているのか?この子の探求心はどこにあるのか?ここを考えないで行動すると、結果だけ見て声がでる。「おい、何してる?」「またか?」「それいいのか?」「やめなさい!」の言葉が並ぶ。

 では、どのようにして子どもの探求心を育んでいったらいいのでしょうか?

それは、次回号に続くのです。

学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 4月号紹介

「学童保育を休みがちな子どもとの関わり方を考える」

 新型コロナウイルス感染症が流行りだし、幾度かの登所自粛要請、保護者の方の在宅ワークの増加、感染不安等でいつも学童に通っていた子が、お休みをする事が多くなった時期がありました。
 特に2020年2月からの学校臨時休校では長期に及ぶ長時間保育、慣れない感染症対策等現場を開所、維持することで精一杯、指導員も疲弊する中で登所自粛をしている家庭への十分なケアができず、学童を離れた児童も少なからずいました。
 指導員としても「学童に来て」と、子どもにも保護者にも言えない状況での保育が大変心苦しく、歯がゆいものでした。
 そしてこの記事を読んで、全国どこの学童でも同じ悩みを抱えて、目の前に居ない子に思いを馳せる、アプローチするということが大事だと感じました。
 うちの施設でも臨時休校期間に経験した、学童にとっても、子ども達にとっても仲間が減ることは大きな損失となります。
 コロナだけでなく、習い事等の事情で学童の登所が減っている子もいますが、改めてその子の置かれている状況や思いを聞いてあげることも必要かと思いました。
 ちなみにその後の57ページからの「新しい生活をスタートさせる皆さんへ」という記事は、是非新一年生の保護者の方には一読いただきたい内容でした。うちの施設ではコピーして新一年生に配布させていただきました。今年度だけでなく次年度以降も使える内容かと思います。指導員さんも是非一読ください。
                                                      学童保育指導員 

日本の学童ほいく誌 3月号紹介

3月号を紹介する前に、私が「ほいく誌」を手に取った時にどんなふうに楽しむのか?という事について紹介したいと思います。

 まずは「表紙」。特集テーマを見て、興味ある~!や、ちょっと難しそう!など、感じた後は、ひっくり返して、「裏表紙」へ。子どもたちの作文を読んでほっこり。そして、次は「おもいで絵日記」。なぜか?自分自身が、モニターとなって投稿した記事が、以前採用され、掲載された事がきっかけで、必ず読むようになりましたね。学童関係者が小学生時代に感じたおもいを一緒に共有できるひと時が大好きです。そして、私が保護者OBの立ち位置ということから、やっぱり「出会い集い父母会」のページへと読み進めます。全国に学童保育を愛する保護者がた~くさんいらっしゃる事を毎月実感できます。これこそ、学童保育発展運動の源です。

 前段が長くなりましたが、、、。3月号「出会い集い父母会」石川県の保護者 寺分彩子さんの記事を紹介します(P58~P60)タイトル「共によかったと実感できる日々を願って」です。父母会活動を通じて学童保育の素晴らしさを実感された経験が綴られています。一文を紹介すると、保護者同士が顔を見合わせると話題となるのは「子どもの様子」「子育ての悩み」「進学のこと」「思春期あるある」など。つながりが深まれば、働きながらの父母会活動も「めんどう!」という感情から「楽しい!」という思いに変わっていったというお話もありました。全てが共感できる内容ばかり。最後にはコロナ禍が続く今、この体験がほぼできないままの1・2年生の保護者への残念な思い。どこでも、同じ思いを抱いている保護者がいるんだなぁ。と改めて感じました。

 今月号の特集「学童保育での安心・安全な生活を考える」では、まさに、子どもたちに今、何を保障していくのか?どんな事が保障できていて、何が保障できていないのか?などを見直すヒントも満載となっています。大阪府の川崎指導員の記事も掲載されています。ぜひ、指導員の先生方、保護者のみなさんにも読んでほしいですね。

保護者

日本の学童ほいく誌 2月号紹介

 2月の特集は、第56回全国学童保育研究集会の記事です。私も全体会のみオンデマンド視聴させていただきました。学童保育の歴史を知ることで、いつの時代も子どもの居場所や成長を願って、指導員と保護者が力を合わせて学童保育を作っていることは変わらないのだと感じました。自分も目の前にある課題から目をそらさず、日々向き合っていきたいと思えるお話です。

 P63〜の「ともに笑顔になれる”居場所“を」は、3人のお子さんを持つ保護者の方の記事です。役員としてご自身も学童に関わる中での気づきや実践されてきた内容を読むと同じ保護者としてパワーをもらえます!!

 コロナ禍で交流などが減り、関係を十分に築けなかったことは、どこの学童にもあるけれど改めて子どもたちや保護者の“笑顔・願い”を大切に、1つ1つ実現することに向けて行動していきたいと思いました。ぜひ皆さんも学童ほいくの本を読んでパワーをもらってください!

                               保護者 

日本の学童ほいく誌 1月号紹介

1月号の特集は、「本を読むひとときを」

 私は子どもたちと絵本を読むのが大好きです。子どもたちが同じ世界に入り込んでいる姿がとっても愛おしいのです。

 自分の読み方次第で子どもが前のめりになったり、一堂に笑いが起きたり、不安そうな顔を見せたりと、子どもの表情が見えるのも読み手の特権。

 読み終えた後の余韻に一緒に浸るのもほっこり素敵な時間です。本は一人で読むのも面白いのですが、一緒にその世界を楽しむ仲間の存在を学童では大切にしたいなと思っています。

 学童の環境づくりにも欠かせない「本」。本選びも子どもたちと楽しみたいと思います。

 

 増山均さん(早稲田大学)の講座もおすすめ。「支援や指導とは何か」「健全育成とは」など ~言葉の理解をめぐって~ と題して、学童用語について、問い直したり理解を深めたり、とても勉強になります。

1冊からでも、ぜひ購読してみてください。

学童保育指導員 

日本の学童ほいく誌 12月号紹介

 特集の共に子育て~保護者と指導員の伝えあい(P10P33)を読み、保護者に伝えることの大切さを改めて実感しました。

 保護者は主に家庭での子どもの顔を見ていますが、それだけが子どもの顔ではありません。指導員側から”学童保育での子どもの顔をしっかりと伝える”ことで保護者も安心でき、子育ての悩みや相談をしてくれるようになったり、家での様子も教えてくれたりと共に子育てをしていける関係に繋がっていくと思います。

 “伝“という漢字をばらすと「人に云う」になります。云を言に変えると”信“になります。ただ伝えるのではなく、子どものためになると信じて伝えることが今の時代だからこそより一層大事になってくると思います。

 SNSやコロナ禍でのマスク生活で、表情から相手の感情や想いを読み取ることが分かりにくくなっている中で、人と人が繋がる為には言葉にして伝えることが一番の近道だと感じました。

学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 11月号紹介

 私は『日本の学童ほいく』について、『講座』をよく読んでいる傾向があります。(子どもランド・学童ぶいぶい・たのしいな・もたまに読みますが)
 さて、私は今月号の『講座』は、10月号から連載されています増山先生の講座に、関心を寄せてます。なぜなら、自分が指導員になりたての頃、どのような視点で子どもたちの生活を見ていけば良いか?と悩んでいた時期に、増山先生の「子どもの生活の豊かさとは」と出会い、それ以来学童保育の生活を考えていく上で、大切にしてきた視点であるからです。(今回はこの視点について掲載されていませんが、著書「学童保育と子どもの放課後」参照)
 この『講座』で増山先生は、「健全育成の健全と言う言葉の問題点、学童保育に法的名称として『放課後児童健全育成事業』を当てはめたことはまちがいだったと言わざるを得ません(10月号)」「(指導員が)健全育成という言葉に縛られて、子どもを見る目を狭め、《甦育》の視点を失い、子どもたちの育ちの豊かさと奥行きと可能性を、とらえられなくなるのは残念なことです」と訴えます。
 11月号は、学童保育における保育とはなにか―《保育》概念の質的発展を探る。というタイトルで、問題提起がされています。学童保育の歴史にもふれ、全国研の石原先生の講演と合わせて勉強になりました。
 そして、「健全育成」の意味。子どもを育てる営みとしての「育」について、先生は子どもの権利保障の視点から六つの権利と、それらを保証するための六つの「育」が必要不可欠と提起されています。(是非お読み広げてください)改めて考えさせられるものでした。
 学童保育の内容やその質について「歴史に学び、運動の中で発展する学童保育」を心に、「日本の学童ほいく誌」を手にしてみませんか?
学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 10月号紹介(2021)

 毎月思うのは、[わたしは指導員]ここを読んで、自分も指導員をやり始めた時期(20年ほど前)もこんな思いでいてたな〜と共感して読んでいます。

 まだまだ、子どもと遊んだらええだけやと思っていたので、遊び方もどっちか言えばガキ大将。子どもたち引き連れ、砂場に穴掘り続けたり、落とし穴作り落としては大笑いしたり、時には、かくれんぼやと穴に埋まっておどかしたり。

 公園の藤棚上に木登りで上がり、そこから空を眺めてみたり、藤棚の隣に砂場があったので、藤棚から飛び降りる度胸試しや!と言って順番に飛び降りたり、勇気がなくてできないから応援やとばかりに、「飛べる!飛べる!」と囃し立てて、近所のコンビニの店長がいじめやと思って止めに来て、「あっ先生かいな。」と子ども一緒に怒られたり…。

 数々の悪さを子どもと一緒にしていた時代を思い出すと、とんでもない指導員やったな〜いやいや指導員と言えるんか?と、今思えばむちゃくちゃな指導員でした。(でもくれぐれも、この経験はすべて子どもの要求から始まった事なので指導員出発ではないですよ。)

 子どもにも教えられ、近所の人にも教えられ、先輩指導員にも支えられ、もちろん父母にも教えられ、支えられて働き続けてきたことで、今の自分があると思います。

 10月号の滋賀県山本さんもいろんな経験から指導員を10年続けてきて、結婚、出産、復帰して働き続けれる職場になっていることが素敵ですよね。どこの学童指導員もそんな素敵な職場にしていきたいですね。

学童保育指導員

学童保育の『保護者会ハンドブック』発行

◆2021年5月25日 全国学童保育連絡協議会から発行されました。この冊子の紹介をします。
 冊子の中身は、まるごと、学童保育の保護者会に関するお話でいっぱいです!今、コロナ禍の中、保護者同士のつながりをつくる事が大変な状況にある学童さんも多いと思います。1年生や2年生のお子さんを学童に通わせておられる保護者の方は、特に保護者会について不安に思われていることがたくさんあると思います。
 私は、保護者OBですが、この冊子を読み終えて、一言!「良い本や!」とつぶやきました。とても読みやすいです。それはなぜか? 実体験がたくさん書かれているからです。分かりやすいです。改めて、保護者会とは?を考えさせられました。
 そして、やっぱり保護者会は、「子どもたちの生活環境と保育環境を豊かなものにしていく」ため、そして「子育て真っ最中の保護者同士のつながりを持てる場」として、なくてはならない存在であると実感しました。
◆さて、冊子の中身を「ちらっとお知らせしま~す。」
 保護者会について  7つのテーマで構成
  1、保護者会は必要なの?
  2、保護者会ってなぁに?
  3、保護者会のあり方
  4、保護者と指導員
  5、保護者会Q&A
  6、保護者会活動 ①魅力編 ②楽しさ編 ③運営編 ④連携編
  7、集まることからはじめよう
その他 学童保育とは? 保護者会の現状 保護者として考えたいこと 保護者会ニュース 等
最後に
 この冊子に書かれている事と同じ事を、私が保護者現役の時に保護者会活動を通じて体験しました。それは、「今できる人が、今できることを、できる範囲で、協力しあいながら活動していくことを、保護者会活動の基本にすえる」きっと、多くの学童でこの思いを持って活動されていると思います。ぜひ、この冊子を手に取りコロナ禍の中で感じているモヤモヤが少しでも晴れればと思います。

日本の学童ほいく誌 9月号紹介

日本の学童ほいく 9月号

「学童保育の生活で大切にしたいこと」 長瀬美子 先生の記事を読んで

 

 ひょんなことから、子ども達に「コロナに対して言いたい事は?」というアンケートを学童内でとる機会があった「遊びや旅行に行けなくなった」「学校が休みになったりした」「学校や学童の行事がなくなったり、延期になったりした」「マスクが面倒」「おじいちゃん、おばあちゃんに会いに行けなくなった」等ネガティブな言葉がたくさん出た。

 新型コロナに関して、普段は不平や不満は言わない子ども達だが、日常の生活の中で何かしら我慢や窮屈に感じていることはあるようで、この傾向は特に高学年に多かった。

 一方低学年はというと、勿論言葉に上手くできなかったりという点を含めてもなかなか意見が出てこなかった。特に一、二年生にこの傾向があった。なかにはコロナに対して言いたい事は「ない」という子もいた。

 

 学童の入所説明会を行う時に、小学校の入学や学童入所に関して、不安に思われる保護者に向けて、「大人よりも子どもの方が、環境に順応していくのは上手ですから」ということがあります。

 そんな順応できる子ども達だからこそ、新型コロナにおける感染予防や生活の窮屈さに慣れてしまっていっているのではないかと思わされた。「あ~、こんなもんなんだな~」と今の生活を”子ども達が容認してしまっている”ことに愕然とした。

 それはまさに戦時下の子ども達が、常に命の危険に晒されている中で過ごしているのと同じように感じる。やりたいことをやりたいと言えず、限られた中でどうにか楽しみを見つけて生きているかの如く。どんな状況でも「楽しいことがしたい!」という子どもの欲求を受け止めつつも、「本当はこうではないんだよ」、「もっとこういう事ができるんだよ」、という子ども達が目を輝かせられるような希望を大人が見せることも、このコロナ禍の子ども達には必要で、我慢を強いている大人の責務だと感じた次第です。

 

 感染予防も勿論大事な事ではありますが、コロナ禍とはいえ、「今しかない子ども時代」を今しかない仲間達と生きている子ども達がたくさんいる事を、大人の方々には心に留めておかなければいけないと思う。

  学童保育指導員

日本の学童ほいく誌 8月号紹介

 日本の学童ほいく誌8月号のP28P31「子どもの願いに耳をかたむけ、一緒に安心を育む」中西指導員(大阪市)の記事を読んでの感想です。

 8月号に、「指導員の中西先生の記事が掲載されているからね」と、事務局の方から事前に聞いていたため、冊子を手に取るのが楽しみで、わくわくしていました。日本の学童ほいく誌の魅力は、このような嬉しさもありますよね。

 読んでみて、まずは、こんなステキな指導員さんが、学童を支えてくれているんだなぁ。と感動しました。子どもたち一人一人とどう向き合うのか? 日々、悩み、苦しみ、そして仲間と共に学び合い、保護者と一緒に考え、育ち合う。

 自身の価値観、子ども像から脱却させてくれたのは、子どもたち。

 「普通は、、、、。」これは、大人も、よく使う言葉。よく思う事。しかし、それは、固定概念でしかなく、自分の物差しで図っているだけの小さな世界であること。私自身も、考えさせられる内容でした。

子どもとの丁寧な関わりは、すぐにできるものではありません。子どもたちの声に耳を傾けて、心に寄り添うことを常に基本とした保育を行うには、やはり、高い専門性が必要であると感じました。是非、皆さんもご一読くださいね。

                                      保護者

日本の学童ほいく誌 7月号紹介

 今回7月号を読んで目に止まった記事がありました。 P46~の講座  子どもと共にいまを生きる    「同意」を学ぶです。

 生きてきた時代や環境によって私たち大人も気づかないまま大人になってる事もあるのだと感じました。

 親になって自分の価値観で子どもに「あなたのためを思って」とか「あなたが困らないように」ってよく言ってしまっているなと反省しながら、どう子どもと関わっていくかを考えさせられました。

 大阪研で子どもの権利のお話でもあったように、自分の意見を言っていいという事や1人の人として尊重される事の大切さ、それがまた相手の気持ちや想いを聞くことにも繋がるんだと思いました。

 大人も学びながら、一人一人の子どもとどう関わっていくか丁寧に考えていきたい記事でした。皆さんも是非ご一読ください。

 保護者

日本の学童ほいく誌 6月号紹介

 寝屋川市の学童保育は、公設公営で学校の敷地内にプレハブや余裕教室を使用し実施しています。大阪市の学童保育と異なり、学校内という制限の中、公設公営の先生方は子どもたちに向き合っています。

 そんな寝屋川市指導員の玉井先生の記事が、日本の学童ほいく誌6月号に掲載されています。子どもたちのみならず親との関係が素敵です。学校内だろうが地域にあろうが、学童保育は同じであり、指導員の思いも同じなんなやな。と改めて気づかされました。

 他の地域の様子が知れるのは、つながっているからであり、日本の学童ほいく誌にはそんな情報が盛りだくさん掲載されています。ぜひ手にとって読んでみて下さい。

保護者OB

日本の学童ほいく誌 5月号紹介

 5年生になる娘は、ゴールデンウィーク中も【早く学童に行きたい!】と言いながら、毎日学童生活を楽しんでいます。学童のクラブ活動で生き物クラブを下級生と立ち上げ、公園でアリやダンゴムシをつかまえて家で飼育したり、、(笑)ゴールデンウィーク中も自分たちで計画、しおりを作成して近くの公園に小さなエビを取りに行っていました。

 コロナの中で子どもたちの活動も色々と制限される中、仲間と夢中で遊べる時間を大事にしていきたいなと思った出来事でした。

 我が子の話が長くなりましたが、日本の学童ほいく5月号にも仲間と遊ぶ中で葛藤したり、成長していく子どもの姿が書かれている記事に目が留まりました。

P54~の実践ノート【詩織と関わって②】です。読みながら、我が子や学童の子どもと重なり学年が上がる時ってこんな気持ちや姿になっていたなあと思い出しました。
 一人一人の子どもと丁寧に関わりながらの実践、振り返りがあるから子どもたちが安心して葛藤しながらも成長していくんだなと感じました。そして改めて学童保育の存在と指導員さんに感謝の気持ちでいっぱいになりました。

親としても我が子との関わり方を考えさせられるお話です。ぜひ読んでみてください。

保護者

日本の学童ほいく誌 4月号紹介

日本の学童ほいく誌がなんと、ちょー久しぶりにリニューアルとなりました。

 すでに、4月号を手にした多くの愛読者の方が瞬間的に違いを見つけられたと思います。「うわー、かわったやん!」と叫んでいる声が聞こえてきます。また、今月号から購読される事となった保護者の方も、きっと読みやすいと思います。

 4月号は、年度初めという事で「ようこそ!出会い・広がれ・学童保育」というテーマです。私は、学童の保護者OBですので、どうしても、保護者が書かれた記事を見つけて読ませて頂く事が多いです。

 今回は大阪の仲間である堺市の保護者の方の記事を紹介します。

 P25P28「いつでも”おかえり〜“と迎えてくれる場所」というページを読みました。執筆者のお子さんが入所した初日のことについて書かれていて、うちの長女の15年まえが5年前がよみがえりました。私が迎えに行った時、高学年のお姉ちゃんたちが、「めっちゃかわいいなぁ〜」と娘の事を話してくれた様子に安堵した事を思い出しました。

 学童での生活のスタート時は、子どもがどんなふうに過ごしているだろうか?と不安な気持ちで仕事が手につかなかった保護者の方も多いと思います。私もその一人でした。でも、うちの子は、とてもとても学童という空間がたまらなく好きでした。きっと、みなさんもこの記事を読まれると、「学童保育の魅力」が少し理解できると思います。

 そして、もう一つ、P64〜「みんなの思いがこめられた私たちの学童保育」滋賀県の保護者の記事です。新設の学童保育所を立ち上げるまでの苦労と喜びについて書かれていました。大阪市の学童保育にも通じるものがあると思いますので、是非、ご一読くださいね。

野口(城東区保護者OB)

日本の学童ほいく誌 3月号紹介

 先日、エアコン取付工事のため、わが子2人が10年間お世話になった学童に行きました。ちょうどおやつが終わって、卒所式の会議を指導員と子どもたちで行なっていました。

 「○○ちゃん(6年生)、このサプライズしたら絶対喜ぶで!」「いや、こっちのほうがええで!」。子どもたちが指導員に目をきらきらしながら意見を出していました。この1年間、コロナ禍の影響ですべての行事が中止になり、卒所する6年生への思いを最後の行事である卒所式にぶつけているように感じました。

 3月号の特集は『よりよい学童保育を――施策の現状と課題』です。

 2015年度「子ども・子育て支援新制度」が開始され、予算も増額し施策の底上げにもつながりました。一方で指導員不足が大きな課題とされています。もちろんまだまだ貧困な施設環境の整備も必要ですが、保育の質に大きく影響する指導員の身分保障と職員体制の保障は、すぐにでも進めてもらいたいです。

 3月号を読んで、学童保育の現状を知りませんか?

 保護者OB

2021年03月号チラシ

日本の学童ほいく誌 2月号紹介

 今から15年以上前に初めて学童の説明会に参加しました。説明会資料の中にあった夏休みのスケジュールを見てビックリ!ビッちり埋まっていました。もし共働きでなかったら、私たちはこの子にこんな経験をさせれるだろうか?いや!できない!が決め手となり、安心して子どもを送り出しました。
 日本の学童ほいく2月号を読み、その時の気持ちを思い出しました。指導員がしてくれていることが、親の私たちはできたのだろうか?指導員のように子どもに寄り添えただろうか?いや!できない!指導員ってスゴいな。やっぱ学童にってエエな。と思った2月号でした。

保護者OB

安心・安全を考えるパンフレットができました。

 2020年10月に大阪市学童保育連絡協議会主催の「第8回学童保育における安心・安全を考えるつどい」を行い、その間に行われた指導員の研修等から、大切なエッセンスをまとめた「安心・安全を考えるパンフ」ができました。まだまだ、新型コロナウィルスの猛威は収まる気配がありません。子どもたちに安心・安全な環境を保障していきましょう。

日本の学童ほいく誌 1月号紹介

あけましておめでとうございます。
今年も皆様と日本の学童ほいくの本を購読できるのを楽しみにしています!

 1月号の特集は「子どもの権利を考える」です。題名を聞くと難しそう、、と思っていましたが、増山 均先生の文章を読み進めていくと改めて子どもにとって「1番いいこと」を考えあうことの大切さを考えました。

 コロナ禍で子どもたちも生活や遊びに制限があり、色々な感情が溢れていることと思います。子どもにとって「1番いいこと」をつかむためには、子どもたちの生の声を聴くことが必要なのだと。「名もない遊び」も大切な遊び、「なにげない時間」も「子どもの時間」本当にそうですよね。
 我が子2人も学童で沢山そのような時間を過ごさせてもらってるなあと読みながら(家ではできてませんが。。)感じました。

 忙しい日々ですが、そんな時間を見守れるゆとりをもとう~と思えた記事でした。ぜひ皆さんも読んでくださいね。

保護者

日本の学童ほいく誌 12月号紹介

 日本の学童ほいく誌をご愛読のみなさん、また、これから読んでみようかなぁ。と考えておられる皆さんへ。

 今年も早いもので一年が終わります。今年最後の12月号の一部をご紹介させて頂きます。冊子最終に近いページ(P64〜P66)に掲載されています「学童保育と共に生きる」というテーマを読みました。まず、目に入ってきたサブタイトル『運動なくして発展なし』に釘付けになりました。

 読み進めて行くと、執筆者がお住まいの地域に学童保育を新設されたお話が書かれていました。そして、その学童クラブにお母さんから指導員の先生として務め出された事が続きました。指導員としての大変さと同時に「学童保育での毎日は刺激的で心を揺さぶられ、新たな発見がたくさんあり、保護者と子どもたちの姿を共有したいと毎週一回おたよりを発行している」と綴られていました。今年はコロナ禍の中で、子どもと子ども、親子、親と指導員、親と親などの交流がままならない日々が続きました。文字離れしている昨今ではありますが、改めて思いを文字で伝え合う。というステキな文化を繰り返し続けていきたいと感じました。

 是非、来年も日本の学童ほいく誌を通じて学童の魅力を感じていただければ幸いです。

                       (保護者OB)

日本の学童ほいく10月号


 10月号には、『出会い集い父母会』のコーナーがあり、OBとなった私には、当時の気持ちを思い出させてくれる好きなコーナーです。今月のテーマは「文化・伝統」です。内容からは外れますが、皆さんの所の伝統は何ですか?
 私の学童でも色々ありますが、真っ先に思い付いたのは版画カレンダーです。二十年以上も続く高学年の取り組みで、テーマから構図まで自分達で決めて彫ります。我が子も彫刻刀で何度突いたことか。
コロナや特別区でどうなるかわからへんけど、続けるって大切ですよね。
先輩から受け継いだものは何でしょうか?未来の後輩や後身に繋げたいですよね。

日本の学童ほいく 9月号 コロナ特集!

 日本の学童ほいく9月号は、緊急特集として、

[新型コロナウィルス感染症]  ~学童保育の生活づくり~です。

 緊急事態宣言により学校が休校となり、どこの施設も朝からの開所をどうするか?指導員の体制は確保できる?保育をどのように進めていくか?など課題は、たくさんあったと思います。
 特集の中では指導員と保護者とが連携を取りながら、「最善はどこかな」と話し合い、励まし合い、支えあって、11日を過ごした様子が書かれています。
 大変な時期だったからこそ、それぞれの立場に立って考えたり、会話したりすることの大切さを感じました。
 また改めて親の就労を支えるという視点でも学童保育は欠かせない場所だなと感じました。
 これからも色々な状況の中、自分たちに何ができるか!?を考えながら、子どもたちの放課後を充実した環境・時間にしていきたいですね!

ぜひ各施設でも読んでくださいね。         保護者 前東

ご注文は市連協へ 日本の学童ほいく

 大阪市の学童保育は、保護者会運営やNPOで運営しています。保護者会活動は活発ですよね。日本の学童ほいく誌7月号のテーマは「父母会・保護者会」。
『出合い 集い 父母会』のコーナーには公設の学童保育の保護者会の活動が載っていました。公立であっても保護者会はあり、しっかり活動されてるんですね~。
 今月号では保護者会の真理をみた気がします。ついつい、負担を減らすことは大切ですが、保護者の関係づくりの場も減らしてませんか?バザー等の事業活動は運営費を助ける大事な活動ですが、それだけが目的ではなく、保護者たちが共にいたわりあって活動し支えあう関係を作ることが大切なんですね。
真理とはいかに!気になるかたは、是非とも手にとってみて下さい。
 OB松本

ご注文は市連協へ!

学童保育の専門誌「日本の学童ほいく」6月号の特集は、「笑顔でつながる父母会」です。
2018年5月現在、全国に設置された学童保育は2万4500か所以上あり、様々な運営形態の学童があります。さらに保護者会(父母会)の形も色々ですが、共通して言える事は、 「つながりを持つための場所」であるという事ではないのかなぁ。と私は感じています。
みなさんはどうでしょうか?6月号の中で「いたわりあって未来へ歩む」と題した北海道教育大学の庄井良信先生からの「父母会・保護者会」で語りあいたい五つのメッセージの文面から、「人と人との絆を回復するための大切な場」になることを願ってやみません。と表現されています。とてもステキな表現ではないでしょうか。

さてここで、私が、学童の保護者として現役の頃、父母会に参加し共同運営に携わった9年間で感じた「保護者会をより楽しむ5つの極意!」をご紹介します。
(その1) できる時に、できる事を、できる分だけする!
(その2) 一部のメンバーだけでがんばり過ぎない!
(その3) それぞれの役割や活動を認め合う!
(その4) それぞれのくらしを認め合う!
(その5) みんなで学童の子どもたちを子育てしているんだ!
こんなことを感じていました。

庄井先生からの五つのメッセージに、少し似た表現があった事にびっくりしました。
是非、みなさんにもステキなお話を読んで頂きたいなぁと感じました。

保護者OB 野口有美

日本の学童ほいく5月号ちょっとひらいてみぃ~ひん?

日本の学童ほいく5月号紹介

「日本の学童ほいく」誌は、全国唯一の、学童保育の月刊誌。
 5月号には、大阪市の仲間、住吉区・よさみ学童クラブのことが載っています。
 子どもが入所したばかりで不安な時期、「泣きやませるためにどうするか」ではなく、「泣きたいときには泣かせてあげよう。泣くこと=ダメなことではない」と子どもの視点に立った指導員の言葉。また、そんな指導員を信頼し、昨年の地震や台風をきっかけに、「子どもを守ることを第一に考えてくれている。そんな指導員の安全も守れる対策を…」と考え始める保護者や、「将来は学童の指導員になりたい」と憧れを語る子どもの姿…。
 一口に「学童」と言っても、全国各地域によって条件はさまざま…。けれど運営形態や実施状況は違っても、どこか共感できるそんなエピソードが満載のこの本。試しにひらいてみませんか? 
指導員板井

春 ようこそ学童保育へ

 学童保育は6年生の巣立ちを見送り、新しいメンバーを迎え入れ、今年度の生活づくりがスタートしました。
 4月号では、保育園から学校、学童保育へと環境が変わり不安と期待の入り混じる一年生とその保護者の方へのエールが込められています。忙しい日々の中、「ちゃんと朝学校行ってくれるだろうか」「友達とはうまくやれるだろうか」と親の不安もいっぱいですよね。子どもは学校や学童の話もしないし、ついつい「今日どんなことがあったの?」「楽しかったの?」と子どもを質問攻めにしてしまうこともあるのでは?
 巻頭には池添素さん(NPO福祉広場)の仕事をしながらの子育てのコツやアドバイスが満載です。「うちもそうそう!」と思われた方必見!
 学童保育の先輩お父さんや先輩お母さんには、ぜひこの文章を読んで、不安いっぱいの1年生の子どもと保護者を迎えてあげてほしいです。
「日本の学童ほいく」月刊誌1冊340円/送料78円 購読のお申し込みは大阪市連絡協議会へ

学んで知ろう!子どもの権利

~日本の学童ほいく1月号のご紹介~
子どもの権利条約って知ってますか?恥ずかしながら、私は子どもを学童保育に行かしてなければ、一生知らなかったかも知れません。子どもたちが持つ権利って?『生きる権利』『育つ権利』『守られる権利』『参加する権利』どれも大切やよね。おっとネタバレ注意。1月号の日本の学童ほいく誌は、そんな子どもの権利について書いてあります!ぜひご購読ください(1冊340円)。

保護者の私は『出会い集い父母会』が好きです。保護者会の大変さって、公営であろうが保護者会運営であろうがおんなじやね。でも保護者のつながりがあるから楽しいネンけどね。 OBになって長いけど、あの時の私に戻れるコーナーです。

松本(保護者OB)

読んで読んで~!日本の学童ほいく

日本の学童ほいく12月号の特集は、「学童保育の父母会ってなぁに?」

父母会(保護者会)運営が大半の大阪市において、このテーマは今さら?!といった声が聞こえてきそうです。が、私はこのテーマに改めて父母会ってどんな組織なのかを考えるきっかけにしてみました。

本誌より抜粋すると「父母会・保護者会は、学童保育に通う子どもの保護者が集まってつくり、学童保育を支える組織。公営や法人運営など、運営主体がどこにあっても、保護者が自主的につくることができる。」とありました。ここでのポイントは「自主的に」という部分だと思います。大阪市では「自主的に」というよりも「必然的に」といった表現で父母会が組織化されているところも少なくないかと思います。このことから、保護者の負担が大きいと感じてしまうのかもしれません。

 実は公設公営でも同じ悩みをもたれています。本誌に掲載されていた東京都の学童クラブ保護者会でも定例会議に積極的に「参加したい」「時間をつくりたい」と思える会議にするにはどうしたらいいのか、役員の間で考えられています。そのヒントとなる文面に「答えを出すための会ではなく、聞き合う会であることも大事な要素」といった交流の場であることの大事さを伝えられています。忙しい中ではついつい効率化を追求し、「報告だったらメールですむこと」と、定例会議の回数を減らそうという声も出ます(私が学童保育現役保護者時代に同じような議論が父母会でなされ、役員会議が年間で半数に減ってしまった経験があります。運営面でも指導員との関係性の部分でも風通しが悪くなった事を思い出します)。しかし、このクラブでは「顔の見える関係の心地よさ」を大切にしようという声も上がり、今でも月1回の父母会を続けられています。このことに、私はステキな関係性であるなあと感じました。こんなふうに父母会の大切さを表現できる学童保育が全国にたくさんあることを知り、嬉しくなりました。月刊誌「日本の学童ほいく誌」を是非、手にとって読んでみてくださいね。

 

城東区保護者OB 野口有美

日本の学童ほいく

定価340円 (バックナンバーあります)

過去の感想 2016年12月号 2017年1月号 2017年2月号 

2017年3月号 2017年4月号 

パンフレット「学校終われば 私の時間」

頒価300円  もくじ 

学童保育ってどんなところでしょうか。ある大手全国紙の昨年の記事には「放課後や夏休みなどに小学生を預かる取り組み」と描いてあります。うむむ、まいったな。これではうきうきしません。えっ、うきうきしたいって、誰が?子どもが、保護者が、指導員が、地域社会が、です。それを目指しているのが学童保育です。             

                          

 

 

緊急パンフレット「総合プラン」

放課後のあり方 ――しっかり考えよう

総合プランの登場に私たちはただならぬモノを感じた。昨年9 月、大阪学童保育連絡協議会と究会』を発足。そこでの議論をもとに、総合プランの解説と政府資料を緊急パンフとしてまとめたのがコレ→『「放課後子ども総合プラン」がねらう放課後~「一体型」で学童保育はどうなる?』。総合プランのねらいや、私たちがめざす放課後のあり方を考える上での貴重なパンフレットです。(領価800 円)

あそびのハンドブック

あそびは大事に決まってる

 指導員になって案外多くの方がぶつかり、悩み、苦しむこと・・・それは「あそび」では?!たかが「あそび」?されど「あそび」!!

 大阪の指導員が中心となり、若手指導員の聞き取りもやりながら2 年以上をかけてつくりました。指導員の仕事としての「あそび」にがっぷりと四つに組んで編集した本、それが『学童保育の仕事~あそびのハンドブック』。

 みなさんは子どもたちの目の輝き、鼻のふくらみまで見れていますか?指導員の幅広い仕事の中から学童保育の生活の要(かなめ)=“あそび”にスポットをあてました!

(いかだ社/1404 円)

歴史を拓く

指導員として生きる
 2015 年3 月、有償ボランティアとされてきた東大阪市の指導員が裁判で「労働者」と認められた。第50 回全国研に向け大阪の指導員の数々のたたかいと、軌跡をまとめ――そして「歴史を拓く」。

 関共の若手編集者の強力も得て完成!くっさん「僕も兵庫の学童っ子だったんですけど、こんなにいろんなことがあったとは思いませんでした。本をつくる中で、みなさんの文章を読み学童保育の大切さを知れてよかったです。

 編集チームも一丸となって作れたのがスゴイ」。わいさん「全ページ通して、良い本に仕上げたかった。表紙は学童保育のときの流れをイメージしました。手にとって感じてほしいです」

(頒価1000 円)

学童保育研究16 「高学年の学童を考えよう」

 今、とりわけ学童保育関係者の注目をあつめているのが高学年。これまで「おおむね10 歳未満」とされてきた対象学年が6 年生までに拡大され、
期待と戸惑いがない交ぜとなって、高学年を含めた学童保育の生活づくりが始まっています。

 大阪の学童保育関係者も関わって編集した『学童保育研究第16 号』(一般社団法人日本学童保育士協会)の特集はまさに、「高学年の生活と学童保育」タイムリーな1 冊です。

 2 本の学童実践レポートに福田敦志さん(大阪教育大学)と楠凡之さん(北九州市立大学)の論文が掲載されています。

(かもがわ出版/1620 円)

大阪の学童保育資料集

この資料集が発行されて40年!大阪府内43市町村全てから資料を提供していただき学童保育の実施状況を掲載。また、文章編では学童保育の変遷や放課後子ども総合プランなどをまとめています。

学童保育-保育行財政研究会編

よくわかる子ども・子育て新制度シリーズの第2弾が出版されています。
第1章「小学生の放課後対策、何を考えるべきか」
第2章「各地の放課後施策、学童保育の実際」
第3章「条例化を考える視点」
ぜひこのブックレットを手に保護者会や指導員会議で新制度の学習を深めたいですね。

学童保育研究15

特集「子どもらしさの原風景」

放課後施策について議論が高まる今、子どもたちが「子どもらしく」毎日を送られているのでしょうか?“子どもたちに豊かな放課後を”と思ながら…でも“豊かな”とは“子どもらしく”とはどのような環境や状況なのか。学童保育研究15号はそのテーマを研究者が読み解き、そして指導員が実践的に迫っていきます。座談会では新制度についても語られています。ぜひ、ご一読を。

 

日本の学童ほいく誌 5月号紹介

 日本の学童保育、存在は知っていたけれど、なかなか手を出すことができずでいました。
 今まで子どもを3人、学童に預かってもらって、一番上の子(長女)は成人、1番下が小学校5年生であと残すところ2年となった今、いろんな学童保育のことをもっと知りたいなぁと思って購読を決めたのがきっかけです。
 今回5月号の中から、私が紹介したいのは25ページの「保護者会で紡いだつながりに励まされての今」と言う記事です。
最初は夏休みだけお子さんを通わせようと思ったお母さんでしたが、夏休みが終わっても学童に通いたいと言う子どもの声に応え、学童に引き続き通うことになり、気がつけば役員をすることになり、お子さんが卒所した後も学童でできた仲間と楽しく過ごされる様子をご紹介くださったものです。
 長女の時は先輩のお母さん方に助けてもらうばかりで、あまり学童の役に立てなかった思い出しかない私ですが、長男、次男を預けて残り数年となった今振り返ってみると、大変だったこともたくさんあるけれど、嬉しかったこと、楽しかった思い出がそれ以上にできていました。
 何もわからない中、不安いっぱいで一生懸命学童を運営していたけれど、決して1人ではなくて、そこにはたくさんの仲間がいてくれたこと、改めて気がつかされた記事でした。学童で子どもの良い所いっぱい伸ばしてもらい、親の私も学童に親力を育ててもらい、ほんまに学童に関われてよかったなぁと思う毎日です。
 自分はあと2年で子どもが卒所してしまうけれど、卒所した後もみんなと繋がってこの記事のお母さんのように学童っこが大人になるまでお付き合いできたら素敵だなぁと夢見ています。
 「日本の学童保育」というタイトルを聞くと、堅苦しいような印象を抱くかもしれませんが、読んでみたら、全国に自分と同じように悩んでいる人がいたり、頑張ってる人がいるんやなぁととても勇気づけられます。もしまだ手に取ったことがない人がいたら、ぜひ読んでみてほしいと思います。
保護者